朝四時半の住職の話

泣きそうそう

人は二度死ぬという。一度目は肉体が、もう一度は忘れ去られたとき。

輪橋山徒然話 2024/6/11 「未来へ届ける、時を超える手紙」 ◆未来の誰かに手紙を届ける方法などあるのだろうか。 ◆例えば誕生日のカードは期日指定で相手に届けることができる。それは、差し出し日の3日後から起算して10日...
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「100万回生きたねこ(#佐野洋子 )」は生まれ変わり死に変わりの輪廻転生とその成仏の話だ

「死死死死死冥終 輪廻転生」 三界狂人不知狂 四生盲者不識盲 生生生生生始暗 死死死死死冥終 自らが狂っていることを知らず 見えていないことに気付かない 生のはじめに暗く 死の終わりに冥し ◆輪廻転生を説く弘法...
いのち

人生の後悔を示し、そうにならないようにするには、今から何をすればよいかということを教えている。

輪橋山徒然話 2024-3-19. 「後悔しない人生 」 ◆学校教育では、「キャリア教育」という分野が重視され、例えば何年生の総合的な学習で何をどう学んで、どんな力をつけることができたかを書き溜めていく「キャリアパスポート」なるものの...
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私たちには偉大なことはできません。 しかし、小さなことに、大きな愛を込めることはできるのです。

2024-5-8 「小さなことに、大きな愛を込めること」 ◆マザー・テレサの慈愛 私たちには偉大なことはできません。 しかし、小さなことに、大きな愛を込めることはできるのです   マザー・テレサ ◆インドのスラム街で活動...
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500年後起こること。日本人全員の名字が「鈴木」でも「阿部」でもなく「佐藤」姓だけになる話。

輪橋山徒然話「日本人みんなが佐藤さんになる日」 2024-5-28 ◆はじめはエイプリルフールの演出かと思った。それほどにこのニュースは衝撃的だった。なんと500年後、2531年には日本人全員の名字が「鈴木」でも「阿部」でもなく「佐藤...
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一人の青年医師ががんで亡くなった。彼の名は井村和清さん。「妻へ飛鳥へそしてまだ見ぬ子へ」の作者だ。

024-5-3 「妻へ飛鳥へそしてまだ見ぬ子へ」 ◆宇野重吉さんのナレーションを聞いて、一気に記憶が蘇った…。 ◆1979年(昭和54年)、将来を嘱望された一人の青年医師ががんのため亡くなった。医師の名は井村和清さん、当時32歳...
泣きそうそう

今でこそ百歳を超える人は多いが、三十年も前だとなかなかいなかった。

2024-2-23 「二十四度殺された老婆」 ◆今でこそ百歳を超える人は多いが、三十年も前だとなかなかいなかった。 ◆ある檀家のおばあさまが百歳まであとわずかで逝かれた。寝込むこともなく大往生だった。このおばあさんは毎年秋の終わ...
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スマホからの情報の垂れ流し、そのゴミのような情報でも実は脳を疲弊させているのだ。現代病だ。

輪橋山徒然話 2024-3-16  「もの忘れ」 ◆「あれ」「あのひと」誰だっけ。お顔も、本のタイトルもわかるのに名前が出てこない。 ◆今朝は「村上春樹」さんだった。 ◆アレクサに「ノルウエーの森の作者は?」聞く。すかさず...
泣きそうそう

「名こそ惜しけれ」。はずかしいことをするな、という坂東武者の精神だ。

輪橋山徒然話 2024-4-3 「人生の選択」と「名こそ惜しけれ」(司馬遼太郎) 「ヤクーバとライオン」(ティエリー・デデュー・作 柳田邦男・訳)は二部構成で「勇気」と「信頼」の二つのテーマからなる。今朝はこの話をもとに「人生の選...
生き物に学ぶ

「こんなに可愛いっちゃもん。いてくれるだけでいいやん。なんもできんでいい」-あずさからのメッセージ-

「梓はダウン症で…」是松いずみ先生の授業より ◆瀬戸内寂聴さんは言う。 『お子さんに「何のために生きるの?」と聞かれたら、「誰かを幸せにするために生きるのよ」と答えてあげて下さい。』 それはこういうことだと教えてくれるお話...