朝四時半の住職の話

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「そもそも」とは、これは話題になっていることを一旦押さえ止めて、話を転換させる用法という意味だ。

輪橋山徒然話 「抑」の読みは? 2023/10/6 生きていく上で、いかに心を調整できるかが大事です。 自分では上手くできないから、仏さまに「どうぞ私の心をおさえてください」と…。 ◆さて、寂聴さんのことばであるが「どうぞ私の...
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「人間は 苦悩する存在=ホモ・パティエンスなのだからである」とエミール・フランクルはいう。

輪橋山徒然話 2023/10/9 「苦悩する存在=ホモ・パティエンス」 ◆深刻に考えすぎて、二進も三進も(にっちもさっちも)いかなくなった経験は誰にでもあるはずだ。それは、「人間は 苦悩する存在=ホモ・パティエンスなのだからである」と...
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ずっと気になっていた本を手に取ることができた。「キツネのねがいごと カトリーン・シェーラー」だ

2023/10/7 「死なない体は死ねない体」 ◆ずっと気になっていた本をようやく手に取ることができた。「キツネのねがいごと カトリーン・シェーラー(作) (訳)松永美穂」だ。 ◆主人公はリンゴの木を持つキツネ。秋になるとキツネ...
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「100万回生きたねこ」の佐野洋子さんが「死ぬとわかるのは 自由の獲得と同じだと思う」と言う理由。

輪橋山徒然話 2023/10/10 「自由の獲得」 雷のよく鳴る日 午後一時半ごろ 太陽を背にしていた私の正面の空に「虹」があった それは北の空 低空の虹だ。 ちょうど向かいの家の屋根の高さだ 東から西に向かって 弧を...
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不撓不屈で頑張ることのできる人が真の勇者ではなく、真の勇者とは頑張れることへ感謝できる人だ。

◆さて、今朝は、「どん底」からの起死回生の人生の話だ。 主人公はプロゴルファー古市忠夫さんだ。古市忠夫さんといえば、59歳で、史上2番目の年長で日本プロゴルフ協会(PGA)のプロテストに合格した人である。 ◆阪神大震災が起こった...
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個性の時代とは「欠点」に見えても、「他人との違い」があるだけで、それが自分の強みに化ける時代だ。

輪橋山徒然話 2023/10/14 「大きいことはいいことだ」と「小さいこともいいことだ」 ◆昭和43年、三億円事件のこの年に流行したフレーズは「大きいことはいいことだ」だ。森永製菓「エールチョコレート」のTVCMで、山本直純さんが気...
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聞いて欲しい話が本気で聞いてもらえず、話が成仏していないから、年寄りは同じ話を繰り返すのだ。

2023/10/13 「相手の話を成仏させてあげる」 ◆頭木弘樹さんは20歳のときに難病にかかり、13年間の闘病生活を送る。まさに「どん底」。その入院中の状況で人の話を聞くことの魅力に気付いたそうだ。 ◆今朝は、頭木さんの『人の...
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時実新子さんの川柳は人間を17音に凝縮して表現している「一行詩」と言ってもいいだろう。

輪橋山徒然話 2023/10/17  太郎を呼べば 太郎がくる ◆さて、本日は時実新子(ときざね しんこ)さんだ。川柳作家である。 なわとびに 入っておいで 出ておゆき 自信ある 眸(め)を見返して たじろがず ...
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「気つき」があれば、「苦の原因」を手放せるが、「気つき」がなければ、「苦の原因」を手放せないとは。

輪橋山徒然話 2023/10/20 ◆「気つき」があれば、ああそうかと「苦の原因」を手放せるが、「気つき」がなければ、「苦の原因」を手放すことはできない。 ◆耳障りのいいことだけ聞かされて育てられた心が、実際に「苦」に直面した時...
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世界中から集めたよりよく生きるためのヒントに満ちた言葉を通じて、さまざまな幸せのかたちを考える。

◆面白い本がある。 「幸せに気づく世界のことば」 メーガン・C・ヘイズ=著|イェレナ・ブリクセンコヴァ=絵|田沢恭子゠訳 どうすれば人は「よく」生きられるのか 幸せの秘密を探して世界の「翻訳できない」言葉を巡る旅へ 世界中...