朝四時半の住職の話

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「誑(たぶら)かす」とは、誘惑して本心を失わせること。この語の語源は「戯れて、そして転がす」だ。

輪橋山徒然話 「誑かす」 2023/9/29 ◆「誑(たぶら)かす」とは、誘惑して本心を失わせる。甘言でだます。また、色じかけでだます。すかす。たらす。この語の語源は「戯れて、そして転がす」だ。 ◆誑かすには「狂」が入っている。...
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「男はつらいよ 寅次郎な忘れな草」はシリーズ11作目だ。ヒロインは浅丘ルリ子さん。

輪橋山徒然話 「男はつらいよ 寅次郎忘れな草」 2023/9/27 ◆アメリカでは「祖父母の日」といったイベントで、「忘れな草」をプレゼントするのが定番となっているそうだ。この花は、日本でも徐々に敬老の日のプレゼントに選ばれる植物の候...
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扇子を持ち、赤い服を着て皆さんを笑わせるこの方は漫談家の「綾小路きみまろ」さんだ。

輪橋山徒然話 2023-1-8  自分の器 ◆「しょせん幸せなんて自己申告」(2017 朝日出版)はこんな文章で始まっている。 若い頃はよく愚痴をこぼしていました。 あれから40年、今はご飯をこぼすようになりました。 時が経...
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「若者は知らない人とは、喋りたがらない」と阿川佐和子さんは言う。

橋山徒然話2024-2-25. 「できれば人と喋らない」人見知りの文化 ◆「若者は知らない人とは、喋りたがらない」と阿川佐和子さんは言う。 ◆その理由の一つは携帯電話にあるという。 かつてどこの家にもあった家電話には番号表...
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「あれがなければ、やはり、あれはなく、これがあるから これが生まれる」について考えた。

橋山徒然話 「縁」 2023/10/3 寂聴さん曰く、私達が生きて暮らしていけるのも、無数の「縁」のお計らいです ◆「お計らい」とはその「縁」導きのことである。だから、全て自分の力であるなどと自惚れてはいけない。 ◆「縁」...
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クラウディアは愛する人と別れても、その人の幸せ、その家族の幸せに、満足と感謝を感じたことだろう思う。

輪橋山徒然話 「クラウディアの慈愛」 2023/10/5 ◆「慈」とは、抜苦(ばっく)の心。苦しんでいる人を見ると、じっとしておれない心。何とか苦しみを抜いてやりたいと思う心だ。 ◆「愛」と「慈愛」は次のように区別される。 ...
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運命は「自分」で変えるもの。「あきらめない」ことより、「“ing”~し続ける」ということが大事。

輪橋山徒然話 「“ing”し続けること」 2023/10/4 ◆運命は「自分」で変えるものなのだという。そのためには、まず、「自分が何者かがわかっていなければならない」と瀬戸内寂聴さんは言う。そして、残念なことに現実の社会にあっては「自分...
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「そもそも」とは、これは話題になっていることを一旦押さえ止めて、話を転換させる用法という意味だ。

輪橋山徒然話 「抑」の読みは? 2023/10/6 生きていく上で、いかに心を調整できるかが大事です。 自分では上手くできないから、仏さまに「どうぞ私の心をおさえてください」と…。 ◆さて、寂聴さんのことばであるが「どうぞ私の...
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「人間は 苦悩する存在=ホモ・パティエンスなのだからである」とエミール・フランクルはいう。

輪橋山徒然話 2023/10/9 「苦悩する存在=ホモ・パティエンス」 ◆深刻に考えすぎて、二進も三進も(にっちもさっちも)いかなくなった経験は誰にでもあるはずだ。それは、「人間は 苦悩する存在=ホモ・パティエンスなのだからである」と...
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ずっと気になっていた本を手に取ることができた。「キツネのねがいごと カトリーン・シェーラー」だ

2023/10/7 「死なない体は死ねない体」 ◆ずっと気になっていた本をようやく手に取ることができた。「キツネのねがいごと カトリーン・シェーラー(作) (訳)松永美穂」だ。 ◆主人公はリンゴの木を持つキツネ。秋になるとキツネ...