いのち

100万回死んで、100万回生きた猫は、なにより「自分のこと」が大好きだった。

100万回生きたねこ(佐野洋子) ◆「100万回死んで、100万回生きた猫がいました。その猫は立派なトラ猫で、みんなに愛されて生きてきました。100万人がトラ猫を可愛がり、100万人がトラ猫の死を悲しんだのです。ねこは一回もなきませんでし...
まとめブログ

「利益追求より社会貢献」の「Z世代」がデジタルを駆使し世界をアップテートする

「Z世代」に乾杯 「ドーハの歓喜」 ◆朝からすごいニュースが飛び交った。ワールドカップ「ドーハの歓喜」である。その中心選手は東京オリンピック日本代表から昇格した「Z世代」だとか。 ◆「(本田圭佑さんや大久保嘉人さんなど強烈当時の選手た...
ことば

チンパンジーは絶望しない。人間は想像するからこそ絶望し、だからこそ希望を持つ

「チンパンジーvs人間」 チンパンジーと人間の違いは何? ◆「チンパンジーと人間」は、ほとんど同じと聞いてあきれた。そんなはずはないでしょうと。   遺伝子レベルでは? ◆「じゃあ、遺伝子はどれぐらい同じだと思う?」と聞かれ、...
まとめブログ

60年前に交通網の発達は間抜けと予言していた未来をも見通す詩人の感性

負のスパイラル 大人気 旅番組 ◆自らを俯瞰する「道草」だらけのひとり旅などは、メタ認知を鍛え、脳によろしいとPOSTした。テレビでも「道草」や「旅」は大人気である。 ◆道草と旅番組といえば「路線バス・太川・蛭子」と「電動バイクの旅」...
ことば

社会的な差別・偏見が含まれていない公平さの意味する「ポリティカル・コレクトネス」

「ポリティカル・コレクトネス(PC)」 ◆「ポリティカル・コレクトネス(PC)」の考え方のもと、いくつかの用語が置き換えられている。 変更された呼称 ◆例えば、看護婦さんは、看護師さん。保母さんは、保育士さん。スチュワーデスは客室...
ブログ

世界のダム作りは想像を超えていた。工期がたったの「2年」だという。

ダム建設の今と昔 ◆一番大掛かりな公共工事はダム建設だと思っていた。 「月山ダム」と森敦 ◆かつて10年ダム工事で働き、10年好きなように生きた作家がいた。先日紹介した「月山・注蓮寺」にゆかりの芥川賞作家の森敦さんである。70...
コロナ禍と社会

注蓮寺から見下ろすと国道112号と、山と山の間を高架橋でつなぐ高速道路が見える。

森敦と注蓮寺と月山 今日より11月。山岳道路の蔵王エコーラインも鳥海山ブルーラインも11月4日より閉鎖という時期であるのに関わらず、天気がよく、風もない。月山方面で新蕎麦でもたぐろうと家人とで出かけた。しかし、お目当ての店はなぜか休業日。...
ドラマに学ぶ

「神は天にあり、世はすべてよし」、「善をも思わず、悪をも思わず」。アンの選択の清々しさ。

「「赤毛のアン」 ◆家人は最近まで放映されていたNHKBSの「赤毛のアン」を毎週楽しみにしていた。幾つになっても「赤毛のアン」が好きらしい。カナダの作家L・M・モンゴメリが1908年に発表した小説だ。 ◆そして、赤毛のアンといえば、翻訳...
まとめブログ

中島敦の傑作「名人伝」のテーマは「虚像つくりあげ、それを信じる大衆の愚かさ」だ。

「名人伝」 概要 作者と登場人物 ◆こんなによくできたお話はないと思っている。80年前、最高の教養が書いた名作である。 作者中島敦(なかじま あつし) ◆「名人伝」とは、1942年発表された短編小説である。 ◆中島敦は中学国語掲載...
ドラマに学ぶ

「ゲインロス効果」という「バイアス」は、思い込みによる「ずれ」を巧みに使う

織田信長で読み解く「ゲインロス効果」というバイアス ◆「ゲインロス効果」という「バイアス」がある。これは、「ヤンキー効果」とも呼ばれているそうだ。「バイアス」とは、一言で言えば思い込みによる「ずれ」である。「武士の一分」のキムタクが織田信...