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「花さき山」は誰の心の中にも仏さまがいることを教えてくれる絵本だ

「花さき山」とは         絵本に学ぶ ◆「花さき山」は斎藤隆介さんの童話だ。挿絵は滝平次郎さん。「彼岸花」の切り絵が目を奪う。 ◆大人の社会の構図には思いやりの心や信じる気持ちが失われている。いや、思いやりの心や信じる気持ちがな...
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でんでん虫が背負う「殻」の中にいっぱい入っている「かなしみ」の正体とはだれにでもある

でんでん虫のかなしみ 新美南吉 ◆「ごんぎつね」の新美南吉さんの詩が絵本になっていた。こんな話である。 背中の殻には悲しみ ◆でんでん虫は、ある日突然、自分の背中の殻には悲しみが一杯つまっていたことに気付く。ショックだったのだろう...
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「人生」を無駄にしないとは、「劫」の対極にある「今」。「この一瞬」が全てだということ

「いつやるの?」。「今でしょ 今日の術「いつやるの?」。「今でしょ」だ。林修先生のこの言葉は、道元禅師にもニーチェも網羅した奥の深い言葉だ。 「開経偈」より「百千万劫」 無上甚深微妙法 [むじょうじんじん みみょうほう] 百千万劫難...
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それらの問いには黙り、何も答えない。「無記」である。「毒矢のたとえ」より

今日はお釈迦さまの貫かれた「無記という術」である。 世の中には断言できないことがある ◆「死んだらどうなるのだろう」「この世の中はいつまで続くのだろうか」「霊魂は存在するのか」。実際に経験したことならば、それが「ある」「ない」とも断言で...
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高速も人生も失敗した時に試される。逆走などという暴挙は選択してはいけない

高速も人生も失敗した時に試される ◆今日の術(すべ)はとは「高速も人生も失敗した時に試される。二次被害への備えよ」ということ 逆走 ◆NEXCO東日本のHPに次のような記事があった。 ◆全国の高速道路では、概ね2日に1回逆走があ...
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表から見えない「内面」と正面からは見えない「背中」を整えることとは。

見えないもの」を整えよ ◆今日の術(すべ)はと「見えないもの」を整えよということだ。 なぞなぞ まるい地球で、「あなたから一番遠いところ」にあるものは何か?  ◆地球は一周すると4万キロである。一番遠くは4万キロ彼方にあると考えて...
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「ほ、ま、へ、え」の「合槌」は「プラスの共感が伝染させ」対話を成立させる

今日の術(すべ)はと「合槌(あいづち)」 「合槌」は対話を成立させる強力なアイテム  ◆「あなたの言葉や考えをしっかりと受け止めていますよ」という言葉を、姿勢や言葉で伝える行為を「あいづちを打つ」という。相手を引き出す対話のプロ「インタ...
ことば

インドの「こんにちは」である「ナマス・テー」は相手の仏心を拝むことだ

今日の術(すべ)は合掌とその心 「ナマス・テー」 ◆インドの「こんにちは」は、「ナマス・テー」と声をかけ、合掌し礼拝するそうだ。この「ナマス」は「南無阿弥陀仏(なもあみだぶつ)」の「南無」に相当し、お辞儀することも意味している。「テー」...
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孤独とのオサラバする術(すべ)。「いると思って思い出す」ということ

孤独とのオサラバする術 離れても、そっと心の奥の置き場所に ◆その人は、大切な人を亡くした悲しみに押しつぶされそうに見えた。救急に入ったときから、いや、病気を告知されたときから、そっと泣いていたのだろう。 ◆闘病生活、あの夫婦だったら...
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「自分らしくあるための術「遠離る」とは、場合によっては「ぼっち」の選択

ぼっち」の選択 今回の術(すべ)は「遠離る」 ◆さて、問題である。「遠離る」はなんと読んだらいいだろう。 ◆意味は、「だんだん遠くに離れていく」、しかし、物理的に離れる場合だけでなく「人と人が疎遠になっていく」という意味にも使う。 ...