「寿命」を使い切ることとは
「寿命図鑑」
◆「寿命図鑑」という、生き物から宇宙まで万物の寿命をあつめた図鑑がある。発行は2016年。イラストはやまぐちかおりさんで編集は「いろは出版」。生き物から宇宙までの全ての寿命を網羅している。子どもも大人も楽しめる。
◆「みんな、いつか、死んでしまう」だからこそ、「みんな一生懸命生きていて、いろんなものを大切にしてほしい」という願いがこめられた「324個の寿命」とそれにまつわるエピソードをあつめた図鑑だ。
「えんぴつの寿命」
◆13個のカテゴリーがある。中には「モノの寿命」のカテゴリーもある。
◆たとえば「えんぴつの寿命」。この寿命は次のような方法で表現されていた。「長さ」である。鉛筆の寿命は「50km」だというのだ。時間にするとひたすら書き続けて7時間ほど。そして、1度も使われていない鉛筆の寿命は半永久的。現存する約400年前に作られた日本最古の鉛筆は、いまも書くことができるという。
◆小学生の頃、私の鉛筆の寿命はとんでもなく短いことを思い出した。まず落としてなくす。そして、昔の性能のよくない手回しの鉛筆削り機。母がナイフで削ってくれる鉛筆の方がよかった。しかし、母の真似をしたが一向に上手にならなかった。もう無理と諦めた。
「ボールペンの寿命」と勉強の手本
◆また、ボールペンの寿命は4〜5年。インクが固まるまでだそうだ。(▶︎ボールペン耐久実験動画)
◆以前小学校ので、B5の白紙に「ボールペン」で漢字や単語や計算を紙が真っ黒になるまでやってみようという課題をだしたことがある。このようなことは、子どもたちは大好きなので真剣にやっていた。
◆理由があった。
◆昔々父が勉強はこうやってやるのだという「手本」を見せてくれたことがあった。だれの勉強なのかは不明なのだが、広告の裏いっぱいにかかれた英単語だった。小さい字できれいに整然と書いたことはわかるのだが、一度書き終わったら行と行の間の空いている空間に書く。紙の上下逆にして書く。字の大きさを変えて書く。そういったことを繰り返した紙だった。私はその時、勉強とは、あるいは手で覚えるとはこういうことなのだと了解した。
◆教室で子どもたちは、自慢そうに自分の黒くなった紙を見比べ合っていた。ボールペンのインクもすごく減っていた。
捨てることばかり考えしまう自分
◆そんなことを思い出しながら、紙一枚、鉛筆一本、ボールペン一本を最後まで、丁寧に使い切ることにさえ心が及ばない今の自分。そんな人間に自らの「命」を使い切ることなどできるのだろうか。使い切らず、新しいモノに換え、捨てることばかり考えている自分を恥ずかしくなった。
今日も深呼吸と合掌とオンニコニコで
◆深呼吸で「心のデトックス」。一度息を全て「大地に」吐き出します。次に胸を広げて鼻から息をたっぷり入れます。最後は「吐く息は細く長く」です。呼吸をコントロールし、呼吸に集中。自分の心にアプローチ。
◆「自分の根っこ」に感謝。ここに自分があること。お父様、お母様。あなたの隣にいる人とそのご縁。これから出会う新しいご縁。全てに合掌しましょう。
◆いつもニコニコ怒りません。「オンニコニコハラタテマイゾヤソワカ」は、自分もまわりも明るく・仲良く・イキイキと導くおまじない。「オンニコニコハラタテマイゾヤソワカ」。
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