ものさし
目に見えるものを測るものさしと見えないものを測るものさし
相田みつをさんのものさし
◆相田みつをさんは、ものさしをこのように書いている。
他人のものさし 自分のものさし
それぞれ寸法がちがうんだな。
◆ということは、自分が「当然」と思っていることでも、相手のものさしでは「えっ?」。つまり、相互のものさしの違いがあることを前提にしなければならない。
◆そして、相田みつをさんは、このものさしには2種類あるという。
そんか とくか 人間のものさし
うそか まことか 仏さまのものさし
天を相手にせよ
◆「仏さまのものさし」は目に見えない。「そんなものはない」「目で実際に見えるものだけが真実だ」「目に見えないものは偽りだ」というのが現代の風潮だ。
◆「天を相手にせよ」強く説いたのは、南州こと西郷隆盛だ。
人を相手にせず、天を相手にせよ。
天を相手にして、
己れを盡て人を咎めず、
我が誠の足らざるを尋ぬべし。
◆人は有限、天は無限。人は不完全で天は完全。人は批判するが、天は無言で人の行為をさばくとのだと。つまり、「天を相手にして、己を尽くす」とは、「自分のすべきことを、精一杯すること」、「天に恥じぬように、生き方を定めること」が肝要だと強く説いている。
◆この「天」が支えたのが日本人の高い倫理観なのだと思うが今の公教育の中で、目に見えない「天」などという言葉はない。「天」よりも「目に見えるもの」優先だ。今の世の中「天」は死語なのだろうかと思ってしまう。
目に見えない大事なもの
◆金子みすゞさんの「星とたんぽぽ」で「昼間の星は目に見えぬ、見えぬけれどもあるんだよ、みえぬものでもあるんだよ」とうたっている。また、サン・テグジュベリの小説「星の王子様」では、「大切なものは見えない」とある。
◆目に見えない大事なものとはなんだろう。
「こころ」、「いのち」、「仏さまのものさし」、「天」…
今日も深呼吸と合掌とオンニコニコで
◆深呼吸で「心のデトックス」。一度息を全て「大地に」吐き出します。次に胸を広げて鼻から息をたっぷり入れます。最後は「吐く息は細く長く」です。呼吸をコントロールし、呼吸に集中。自分の心にアプローチ。
◆「自分の根っこ」に感謝。ここに自分があること。お父様、お母様。あなたの隣にいる人とそのご縁。これから出会う新しいご縁。全てに合掌しましょう。
◆いつもニコニコ怒りません。「オンニコニコハラタテマイゾヤソワカ」は、自分もまわりも明るく・仲良く・イキイキと導くおまじない。「オンニコニコハラタテマイゾヤソワカ」。
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