「じじいの独り言」
◆先日のリールにあげた「じじいの独り言」の補足をしようと思う。
◆独り言は以下の10個だった。
1(自分が)正義を背に話していると感じたら一歩下がれ
2相手が、正義を背にして話している時には感距離をとれ
3自分のメンツより相手のメンツ
4うまい、不味いは人それぞれだ
5人を羨むな
6人と比べるな
7人を疑るな
8昔の友にはやさしくあれ
9酒は水でわって飲むな
10ふるさとには恩返し
◆「1」「2」
◆「人に煽られるな・人を煽るな」「煽り」はいかんということだ。
◆【扇動・煽動】とは、人の気持をあおり(=煽)立てて、ある行動を起こすようにしむけることだ。これは、してもいけないし、されてはならない。
◆扇動されて、気持ちが高揚して、極端に言えば、他国を侵略という悲劇が成立したではないか。「戦争はならない」と誰もがわかっいるのだが、悲劇は繰り返されたではないか。令和とはそんな時代かもしれないのだ。
◆だから、「煽り」を感じたら、その場から離れ、自分を保つこと。また、自分の言葉が人を「煽る」ことのないようにしなければならないのだ。
◆「3」
◆「相手にとどめを刺してはいかん」ということだ。
◆議論にしても、ちょっとした勝負でもそうだ。プライドをズタズタにするような勝ち方はよくない。とことん叱ったり、相手を打ち負かしたとしても何も生まないことが多い。
◆そもそも、「とことん」と思っている時点でもう頭に血が昇っている。このことは相手が子どもであってもそうだ。逃げ道を用意しておくということだ。それが「寛容」ということである。
◆「4」は「人それぞれ」だということ。「多様性を前提にしなければならん」ということだ。多様性とは、「さまざまな形や種類が存在すること」や「差異のある要素の共存」を指す言葉。同じやり方、方法だけではもはや生き残っていけない。
◆多様性を失うということは、思考が一方向に偏り、変化に対する適応力を弱める。つまり、異なる視点やアイデアが交流する場がなくなると、創造性が衰え、同質的な意見のみが強調されるようになる。結果としてイノベーションを妨げる。多様性とは社会の進歩に必要不可欠なのだ。
◆「5」「6」「7」
◆「人を羨むな、人と比べるな、人を疑うな」という言葉は仏の教えそのものだ。
◆この三つは煩悩だ。苦しみの原因となる。たとえば他人との比較は、自他の卑下につながり、他人を疑うことは妄想を増長させる。人は「心」に支配されている。だから、その「心」の中身、仕組みを理解し、「心」に振り回されない生き方を学んでいかねばならない。自らの「心」を保つことがよりよい生き方につながるのだ。
◆「8」「9」「10」
◆友だち、お酒、ふるさとは人生を潤いのあるものにする術だ。
◆「水で割るな」は「水」でわらねばならないお酒は体に合わないということだ。だから、飲むなといわれたものだ。
◆最後まで読んでいただきありがとうございました。
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