「天は一人の人間に、それほど多くの長所を与えることはしない」 これが「天は二物を与えず」の意味だ。

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Lonely toddler child standing in front of a window looking outside

◆「天は一人の人間に、それほど多くの長所を与えることはしない」
これが「天は二物を与えず」の意味だ。

◆パナソニック創業者 松下幸之助さんは言う。

「天は二物を与えず」
というが
逆に 「なるほど
天は二物を与えないが、
しかし一物は与えてくれている」
と言う事が言えると思う。
その与えられたひとつのものを
大事にして
育て上げることである。

◆一つだけ答えればよいのに「天が与えた自分の長所や才能は何か」と問われて、即座に答えられる人間はそうそういないと思う。案外一つと絞るから難しいのかもしれない。さて、今朝は「天が与えた自分の長所や才能」を見つけた話を一つ。

◆主人公は、バッタだ。
敵から身を守るため、小さな茂みの中で、毎日びくびくと怯えながら暮らしていた。
カエルやカマキリ、蜘蛛や鳥。体の大きな、強いものたちがねらっている。

◆ある日、怯えながら生きていくことがつくづく嫌になる。
そして、ある日バッタは決意するのだ。

◆なんと、大きな石の上で日なたぼっこを始めたのだ。
身をさらしたのだ。そうすれば、敵に見つかって食べられてしまう。
それを知っていても、そうした。

◆案の定、ヘビが見つけて襲いかかってきた。
カマキリも襲ってきた。
バッタは死にものぐるいで飛んだ。
そのバッタの勢いに、ヘビもカマキリも鳥さえも
バッタを止められない。

◆バッタは高く、何より高く飛ぶ。
雲を引きちぎり…
しかし、
やがて力つきる。

バッタは下へと落ちていくことになる。
下では口を大きくあけてバッタを待つカエルとさかな。

◆まさに、その時に気がつくのだ。もう一つの自分の力に。
それは一度も使ったことのない背中についている4枚の羽。

◆「勇気を持って、自分が居るべき場所へ出て行くんだよ。そうすれば、風に乗って、行きたい方へ行ける。誰にも、力強く大地を蹴り、高く跳べる後ろ脚と、遠くまで飛べる羽があるんだ」とのメッセージのこの話は「とべ バッタ」田島 征三(たしませいぞう)偕成社 1988発行だ。いつの時代の子どもたちに、このエネルギーに溢れる絵が大人気だ。大人にも…。

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