「10000時間の法則」とは、「自分の未来にフタをしない」という気持ちを後押しする法則だ

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「自分の未来にフタをしない」

◆「60代以降のシニア」と「10000時間の法則」について考える

「60代以降のシニア」に向けて

昨日の若宮正子さん(88歳)が、我々「60代以降のシニア」に向けてこのようなことを言っていた。

若宮正子さん(88歳)

◆人生100年なら、60歳はまだ道半ばです。リカレント(学び直し)を経て、新しいフィールドに進まれることをお勧めしたいです。(ここまでは昨日も載せてある)このように続く。

◆たとえば一流商社の元部長さんがうどん屋のご主人になったりしたら、わくわくしますよね。私自身(若宮正子さん)、定年後にパソコンと出会って、その後の人生が大きく変わりました。「60歳を過ぎると、人生はどんどんおもしろくなります。」という本も書かせていただいています。できるかぎり多くの方に同じ思いを感じていただきたいですね。 (若宮正子さんインタビュー)

そんな時間はあるのか…

◆新しい人生、異分野での人生の選択、新しいフィールド。それができれば、60歳過ぎてますます人生が楽しくなるというのだ。そのための、試行錯誤のすすめだ。しかし、人生は無常である。常なるものはない。この儚い人生にそんな時間はあるのか…。

◆しかし、「60代以降のシニア」、異分野での人生の選択というワードは心を揺さぶる。

「10000時間の法則」

「10000時間」あれば

◆さて、「10000時間の法則」というフレーズを聞いたことはないだろうか。マルコム・グラッドウェルの『天才! 成功する人々の法則 (Outliers: The Story of Success)』にあるのだが、物事を極めたエキスパートは練習や努力に約1万時間を費やしていたという調査から導き出されたという言葉だ。と、いうことは「人は何かを習得するのに10000時間の練習さえすれば、その道のプロになれる」ということだ。つまり、「10000時間」あれば異分野での技術を習得し、その道のプロになれるということだ。(大谷選手になれるか?それはまた別の話だ)

10000時間の重み

◆それでは、1万時間という時間は大きい時間なのか、はたまた短い、達成可能な時間なのであろうか。「60代以降のシニア」の10000時間の重みとはいかなるものであろうか。

◆例えば、1万時間が何日に相当するか考えてみた。平日と休日を合わせた1日の平均練習時間を3時間と仮定して計算した。10000÷3=3333.333…で、およそ9.13年間。半分の1日90分であれば、18年かかるという計算になる。

3年弱で別の道のプロ

◆こんなことも言える。プログラマが業務で平日1日あたり5時間コーディングを続けると、累積1万時間に達するまで平日2000日分、つまり8年弱かかる。ところが、学生が大学にも行かずに毎日10時間プログラミングをし続けると、3年弱で1万時間を突破するのだ。10000時間とはそういう時間だ。退職した私が10時間を作りだすことは、困難に見えるが、3年弱で別の道のプロになれるとしたら、チャレンジしてもと思えてくるから不思議だ。

まとめ

◆「1万時間の法則」とは、「自分の未来にフタをしない」という気持ちを後押しする法則なのである。そして、あなたの憧れるあの人も「1万時間の法則」を通ってきたと考えると、いろいろと視点が変わってこよう。

◆私たちに人生という形で与えられた時間は限られている。今もすこしずつ減っている。しかし、その減っていく時間を新しい道をプロとして歩くための時間に変換し、10000時間めざして積み上げ、貯めていく。簡単に「心理的限界」を認め、調教された蚤になってはいけない。まだまだ自分の人生を閉めてはいけないと思う。

◆だれにでも1日は24時間平等である。できない理由も人それぞれ。しかし、「あなたは」これから何に10000時間費やしていくだろうか

お寺から

今日も深呼吸と合掌とオンニコニコと一筆付箋写経

深呼吸で「心のデトックス」。一度息を全て「大地に」吐き出します。次に胸を広げて鼻から息をたっぷり入れます。最後は「吐く息は細く長く」です。呼吸をコントロールし、呼吸に集中。自分の心にアプローチ。

「自分の根っこ」に感謝。ここに自分があること。お父様、お母様。あなたの隣にいる人とそのご縁。これから出会う新しいご縁。全てに合掌しましょう。

◆いつもニコニコ怒りません。「オンニコニコハラタテマイゾヤソワカ」は、自分もまわりも明るく・仲良く・イキイキと導くおまじない。「オンニコニコハラタテマイゾヤソワカ」といつでも清々しく保つための術「付箋写経」の輪橋山徒然話でした。

 

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