絶対にはずれない占いの秘密
◆人間のバイアスについてのサイトがある。錯思コレクション100という。そこに「血液型占い」の考察があった。
血液型占いの実際
◆さっそくやってみる。AB型のボタンを押すと画面に次の文があらわれた。
◆あなたの性格の特徴
占い
マメな性格で気配りもうまく、誰とでも合わせることができます。ただ、慎重になりすぎて用心深くなったり、あれこれ考えてしまうクセがあるようです。いったん夢中になると他のことが目に入らなくなることもあります。親しみやすく表裏のない性格で人をひきつける魅力があります。やや根気に欠けるものの、物事を多角的にとらえて分析することができます。
◆「やや根気に欠けるか、いったん夢中になるとなど…」AB型はそうだよなぁと思いながら次の解説を読んで仰天した。
解説
占いの結果はどうでしたか。自分に当てはまっているように思いましたか。
実は、どの血液型をクリックしても同じ文章が出てきます。このように、実際には誰にでも当てはまるような内容であるにも関わらず、自分だけに当てはまるかのように感じでしまう現象のことをバーナム効果と言います。私たちが○○占いなどで「当たっている!」と感じることの多くはこの効果によるものかもしれません。
略
※錯思コレクション100より
https://www.jumonji-u.ac.jp/sscs/ikeda/cognitive_bias/cate_s/s_05.html
◆またしてもバイアス。「バーナム効果」に見事に操られたらしい。
実験
◆まさかと思い、家人で同じ実験をした。おっと実験ではない、占いをして頂いた。
◆家人はA型なのでAのボタン。出てきた占いを読み家人はこう言った。
「ふんふん。A型はだいたいこんなことが書かれている。あたっているわ。」と。
◆「じゃあ、あなたの息子のB型は?」
「私が押していいの」と言いながら、彼女はBを押した。
「えっ。Aと同じじゃない。」
◆4つの血液型が全て同じ占いということに気がついた家人は、「絶対に外れないうらない」の意味を理解したらしい。人間はこのように簡単に信じてしまう。そもそも、日本人が大好きな血液型占いは、何の「科学的な根拠」がないことを知っていても、である。
人を不安にさせる占いをつくる
◆さて、問題なのはここからだ。たとえばさっきの「うらない」をいじってみた。
人を不安にする占いである。
不安にさせる占い
マメな性格で気配りもうまいので、誰とでも合わせることができます。ただ、本当の自分を上手に表現できないで損することが、あるようでする。よき縁を待っているだけではいけないかもしれません。よい縁を掴み、心から友達やパートナーにめぐり合うためには、何かのアイテムを試してみることも、時には必要かもしれません…。
解説
◆「あいまいな」言葉とほとんどの人はできない「本当の自分の表現」、持つことが難しい「心から友達やパートナー」。人は誰にでも「当てはまり、思い当たる」ことは簡単に信じてしまう傾向がある。「何かのアイテム?」に興味が向かえば成功だ。その後うまく商品に導いてゆけば…。バーナム効果というバイアスは要注意だ。
◆霊鑑商法とはこのようなテクニックを駆使してやるのだろう。エゼ宗教の勧誘ほど巧みだと聞く。こういった類のものは、自分が選択しているようで、実は、導かれていたりするのだ。
◆要注意だ。
今日も深呼吸と合掌とオンニコニコで
◆深呼吸で「心のデトックス」。一度息を全て「大地に」吐き出します。次に胸を広げて鼻から息をたっぷり入れます。最後は「吐く息は細く長く」です。呼吸をコントロールし、呼吸に集中。自分の心にアプローチ。
◆「自分の根っこ」に感謝。ここに自分があること。お父様、お母様。あなたの隣にいる人とそのご縁。これから出会う新しいご縁。全てに合掌しましょう。
◆いつもニコニコ怒りません。「オンニコニコハラタテマイゾヤソワカ」は、自分もまわりも明るく・仲良く・イキイキと導くおまじない。「オンニコニコハラタテマイゾヤソワカ」。
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