保育園児の「健やかな成長」のためには「不機嫌がある」。「煩悩即菩提」である

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煩悩即菩提

大声で泣ける保育園児

◆自分の思い通りにいかないと大声で泣ける保育園児は、おじいちゃんの手にはあまるが「健やか」だ。

◆ママのせいでも、パパが悪いといい、しまいにはおばあちゃんが悪いといっても「健やか」だ。それは、理由があるからだ。たとえば「便秘」「寝不足」「だっこ」とか…だいたいそんなものだ。

◆「不機嫌がある」から「健やかな成長」があるのだ。「健やかな成長」のためには「不機嫌がある」。「煩悩即菩提」である。仏の教えである。

負のスパイラル

◆しかし、「ちょっとのこと」がきっかけで「引きこもって」しまう大人がいる(もちろん本人にとっては大事なことであるのだが)。それも、1日2日ではない。1年2年、20年、30年。どこかで、いっそうのこと保育園児ように「大泣き」すれば、違ったと思うのだが…。ちょっとの挫折が契機となってしまうらしい。原因は、漠然としている。それこそ負のスパイラルに絡め取られるようにも見える。

◆それも、優秀な人ほど「心が折れるほどの挫折」するようだ。「ものごと全てを自分の思い通りにしたい」という気持ちが強いからだろうか。やがて周りの社会的な関係も含めて、少しずつストレスを溜める。思い通りにコントロールできないことへの、イライラや怒りや不満である。結果、一回の「挫折」が契機となる。

 

成長遂げるには多くの失敗すること

◆彼らは次のようなことをいったいどこで学んだのだろう。

「◉成長遂げるには多くの失敗を体験することが必要だ。」

◆今、この考え方が「えっ」と思ったならば、それは「失敗することの大切さ」を経験しているが、しっかりと自己評価していない人といえる。もしそうであれば失敗することに「大らかな気持ち」を持つようにしなくてはならない。

◆まず、自転車に一度で乗れた人はいないだろう。覚えていないだろうが、生まれてすぐで立ち上がった人はいないだろう。(お釈迦さまを除いて)。鉄棒のさかあがりを一度でできた人もいないだろう。なわとびの「二重跳び」もそうだし、跳び箱もそうだ。  自転車に30分で乗る練習動画

◆これらに共通するのは、「うまくいく方法が、見つかり、体が覚えると、うそのようにできる」ことだ。失敗し、試行錯誤しないと身につかないのだ。ところがこの経験の中で「失敗することでできるようになった」とか「試行錯誤しなければできなかった」と自分で噛み締める時間や自己評価、あるいは周りの賞賛がなかったから、「失敗」へのポジティブな考え方は身につかなかったのだ。

 

失敗しないなら何も学んでいない

◆自転車に乗れるようになるのも、九九が言えるようになるのも、今の失敗も挫折も成長遂げるための体験なのだと言い聞かせよう。失敗しないなら何も学んでいないと自分に言い聞かせよう。「煩悩即菩提」なのだ。

◆まず、取り敢えず人生は長いのだ。そう思いながら小学校で子どもたちと毎日過ごしていた頃のことを思い出した。彼らは、逆上がりや縄跳びや九九で人生で学んでいたのだ。

 

今日も深呼吸と合掌とオンニコニコで

◆深呼吸で「心のデトックス」。一度息を全て「大地に」吐き出します。次に胸を広げて鼻から息をたっぷり入れます。最後は「吐く息は細く長く」です。呼吸をコントロールし、呼吸に集中。自分の心にアプローチ。

◆「自分の根っこ」に感謝。ここに自分があること。お父様、お母様。あなたの隣にいる人とそのご縁。これから出会う新しいご縁。全てに合掌しましょう。

◆いつもニコニコ怒りません。「オンニコニコハラタテマイゾヤソワカ」は、自分もまわりも明るく・仲良く・イキイキと導くおまじない。「オンニコニコハラタテマイゾヤソワカ」。

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