残されたものも、胸にあるあの人の思いも全てを包みこむ鎮魂の歌唱 MISIA

歌姫の鎮魂歌ブログ
歌姫の鎮魂歌

ブルーインパルスと歌姫の鎮魂歌

◆まさに鬼気迫る映像だった。

 MISIA ブルーインパルス実際の動画

「タクシー運転手の体験」

◆鎌田實先生の-「わがまま」のつながり方(中央法規)-に、東日本大震災の被災地をフィールドワークし「霊的な体験」を収集した震災社会学の金菱清東北学院大教授の「タクシー運転手の体験」が紹介されていた。

「私は死んだんですか?」

女性がタクシーに乗ってきて、行き先を告げる。

「そこは、津波で更地になりましたがよろしいですか。」

と運転手さんが聞く。

女性は、「私は死んだんですか?」とつぶやく。

はっと運転手さんが振り返ると女性の姿は消えている。

というような話だ。この地では、似たような話を複数のタクシー運転手さんが話しているという。

「痛みの温存」と畏敬の念

◆そして、タクシー運転手さんは、怖がったり、嫌がったりしない。できれば、もう一度でてきてもらいたいとさえ思っているのだと結んでいた。なぜ、彼らはそのように考えるのであろうか。

◆金菱先生は「大切なのは、霊が本物であるかどうかということではなく、本人(運転手さん)たちがどうとらえているかだ」という。震災に襲われたこの地にとって、死は隠された、隔離された、忘れ去られたところにあるのではないのだ。ここに住む人々は、それぞれの心の中に、あの日のことを抱え、大切にその痛みを温存」している。だから、「霊」へ畏敬の念を忘れないのだ。

「明日へ」. 

◆その地でMISIAさんのライブが、先日の朝のTBSで流れていた。

「明日へ」.

明日へ 明日へ 明日へと 歌おう

声がかれても なお 歌い続けよう

あなたへ あなたへ あなたへ 歌う

同じこの空の下 共に向かって行こう 明日へ

◆2021年の映像だった。MISIAさんが航空自衛隊・松島基地(宮城県東松島市)を訪問し、ブルーインパルスとの共演した「ライブ」。このライブの前、MISIAさんは「みなさんへの明日の力になればいい。明日への力がわくように心を込めて歌いたい」と語ったそうだ。同基地にも震災時、津波が押し寄せ、家族が犠牲になった隊員もいたという。制服で整然と並ぶ隊員たちの前に立ち、歌い始めるMISIAさん。そして、伝説のクライマックスへ…。

 

伝説のクライマックス

◆並大抵ではなかった。鬼気迫るという表現がふさわしいと思った。彼女に微塵のゆとりもなかった。ギリギリだった。見ている全てが手をにぎりしめた瞬間だった。音速よりも速いブールーインパルス。きっと近づいてくる音も、まだ、彼女には聞こえないだろう…。

◆そう思った時に、ブルーインパルスの勇姿。ガッツポーズのように、大きく振り上げるこぶしのMISIAさん。爆音が彼女の頭上を通り過ぎた。

◆鬼気迫る全身全霊、鎮魂の歌唱だった。  もう一度→   MISIA ブルーインパルス

おわりに

◆彼女はもっと大きな人だとずっと思っていた。肺かつ量もそうとうなものだろうと。しかし、実際は、意外にも肺活量は人並みとのこと。

◆時に優しく、時に力強い鎮魂の歌は、失ったものも、残されたものも、胸にあるあの人の思いも、ここまでの日々も全てを包み、慰めることができたと思う。

◆涙腺が弱くなり、朝から困るのだが、ブルーインパルスとMISIAは素晴らしかった。まさしく歌の力だ                     Instagramリール MISIAさんの曲

今日も深呼吸と合掌とオンニコニコで

◆深呼吸で「心のデトックス」。一度息を全て「大地に」吐き出します。次に胸を広げて鼻から息をたっぷり入れます。最後は「吐く息は細く長く」です。呼吸をコントロールし、呼吸に集中。自分の心にアプローチ。

◆「自分の根っこ」に感謝。ここに自分があること。お父様、お母様。あなたの隣にいる人とそのご縁。これから出会う新しいご縁。全てに合掌しましょう。

◆いつもニコニコ怒りません。「オンニコニコハラタテマイゾヤソワカ」は、自分もまわりも明るく・仲良く・イキイキと導くおまじない。「オンニコニコハラタテマイゾヤソワカ」。

 

 

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