「ポリティカル・コレクトネス(PC)」
◆「ポリティカル・コレクトネス(PC)」の考え方のもと、いくつかの用語が置き換えられている。
変更された呼称
◆例えば、看護婦さんは、看護師さん。保母さんは、保育士さん。スチュワーデスは客室乗務員などもそうだ。
◆この他にも痴呆⇒認知症など、病名や各種の障がいの呼び方についても、変更になったものがある。学校で言えば、特殊学級が特別支援学級、指導は支援という用語もそうだ。
◆この結果、憧れのスチュワーデスという言葉は死語にされてしまった。しかし、このあたりのことには、特に敏感にならなければならないと思っている。
学校でも
◆学校ではもう一歩進み、制服を「スカート」「ズボン」とのどちらかを選択してもよくなった。「昔からの慣習」ではなく、ジェンダー解消などの観点が強調されている。いずれにしても、選択の幅がひろがったことはよいことだと思う。
◆また、男女混合名簿も導入に加速がかかっている。学校で使う児童生徒の名簿を性別で分けず、男女を混ぜて50音順や誕生日順で並べる名簿への変更だ。卒業式での名前の呼び上げや、日々の出席確認、靴箱の並びなど学校生活の基本だ。男女混合名簿は、1999年に男女共同参画社会基本法が施行されて以降、認知が広がったが20年かかってやっとだ。
◆一気に導入とはいかなかった背景は、男女混合名簿が教職員の手間だ。そもそも男女別で行うことが前提にある教科や行事がある。例えば体育の授業や運動会の種目、健康診断だ。また、避難訓練などで、男女二つに分かれて並ぶ方が合理的だ。これらは、用途に合わせた複数名簿を作ることで対応していくのだろう。
男女混合名簿の観点
◆さて、問題は、男女混合名簿をどのような観点にするかということだ。
◆例えば生年月日にすると「3月29日」の私はたぶん一番後ろだ。4月半ばに生まれるはずが、母がちょっと早まった結果だ。最後に生まれたから出席番号も一番最後となる。体も小さく、なんだかかわいそうだ。そもそも、男女の差以上にさまざまな差があるのが学校なのだ。まあ、3月末が一番で先生の側に置いておくのであれば合理的であり、配慮されているような気がするが…。
みんなが納得するには
◆私の勤務した学校の大半は「地区別」の出席番号だった。学校のある地区の子どもが1番である。入学式は先頭で入場し、卒業証書の番号も1番となる。単学級であれば、入学した時から、卒業式の詔書授与1番が決定している。誰も意義を挟む人などなかったので、選定に苦労はしなかったが、これからはどうだろう。
◆中学時代では「五十音」での名簿だった。私の出席番号がなんと「13番」ということが3年間続いた。私は、仏教徒なのに「13」は縁起悪いと大嫌いだった。「13」や「4」が嫌いで学校に行きたくないとクレーム・相談が入ったらどうするのだろう。欠番にするのだろうか。
◆全て「公明正大」に「くじ引き」になるのだろうか。それでなければ、個々がナンバーリングされた「マイナンバー」順にするとか。
今日も深呼吸と合掌とオンニコニコで
◆深呼吸で「心のデトックス」。一度息を全て「大地に」吐き出します。次に胸を広げて鼻から息をたっぷり入れます。最後は「吐く息は細く長く」です。呼吸をコントロールし、呼吸に集中。自分の心にアプローチ。
◆「自分の根っこ」に感謝。ここに自分があること。お父様、お母様。あなたの隣にいる人とそのご縁。これから出会う新しいご縁。全てに合掌しましょう。
◆いつもニコニコ怒りません。「オンニコニコハラタテマイゾヤソワカ」は、自分もまわりも明るく・仲良く・イキイキと導くおまじない。「オンニコニコハラタテマイゾヤソワカ」。
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