笑えない! 「マスク」のコンプレックスを隠すツール化。今やマスクは個性なのだ

マスクコロナ禍と社会
マスク

マスクの「顔パンツ化」

◆「遠くよりマスクを外す笑みはれやか  富安風生 」

やっとここまできた。この句が似合うこの頃と思いきや、そうは簡単にいかないこともあるそうだ。

「醜形恐怖症」

◆「醜形恐怖症」という病気があるそうだ。

◆マスクの「顔パンツ化」。人前でマスクを外すことに抵抗があり、「感染が収束してもマスクをつけ続けたい」と言う人がいる。コロナ禍前は、インフルエンザ予防のためのマスクを、一年中はずせなくなる子どもたちがいた。自閉傾向が強い子が多い印象だった。

◆「醜形恐怖症」という病に犯されているのだという考えがある。まず、「醜形恐怖症」という病気は、MSDマニュアル=MSD製薬の医学情報サイトによれば、次の通りだ。

「醜形恐怖症」

実際には欠点はまったくないか、ささいなものであるにもかかわらず、自分の外見には大きな欠点があると信じ込んでしまう。外見にこだわるあまり、特定の行動(鏡で自分の姿を確認する、過剰に身づくろいをする、自分と他者を比べるなど)を繰り返し行う。醜形恐怖症は通常、青年期に発症し、女性に若干多く。この病気は人口の約2~3%だ。」という。

 

顔の下半身

◆「マスクをする部分が顔の下半身」と例える人もいる。容姿についてのコンプレックスがこの「下半身」に集約されるそうだ。次の部位だという。

「下半身」のコンプレックス

はなのあな

歯並び

あごのかたち

あごのむき

輪郭

ほうれいせん などだ

◆コロナ対策というよりも、もはや、自信のない下半身を隠すツールとしての「マスク」なのだ。

 

マスクの下にもう一人の自分

◆マスクの下にもう一人の自分を持つという人もいる。沢木文さん(沼にはまる人々 ポプラ新書)に言わせれば、マスクをしていれば、「口が半開きであろう」と「笑っていよう」と隠していられる。マスクをしてさえいれば、無防備な表情をまるごと隠せるからだ。今更「マスクを外した緊張感に耐えられない」という。

 

「マスク美人」というバイアスと美容整形外科

◆そもそも「マスク美人」という言葉も迷惑だ。目の印象だけで、顔全体を考えてしまうことをいうのだが、人は、見えていない部分を勝手に「好意的に補填する」してしまう。だから、「マスク美人」が生まれてしまう。「好意的な補填」とはこれまた勝手な解釈。「バイアス」ではないか。

◆だから、今、美容整形外科は大盛況なのだとか。

◆マスク社会のうちに、「下半身をなんとか」をとのお考えの人がいるのだ。しかし、先日も報道されていたが、現代にも美容整形にはリスクがあるようだ。遠い昭和の時代には、一晩にして、山本富士子さん似の美人妻の顔が瓦解したという「笑えない笑い話」流布していたが、令和の今でも大変なようだ。

◆例えば、令和の今18歳から大人だ。だから、手術の契約も一人でできてしまうそうだ。原則、手術は勝手にキャンセルできないそうだ。そのようなトラブルもまた、低年齢化してきている。

◆また、「整形依存症」というような病気もあるそうだ。究極の美の追求。全身サイボーグ。顔の場合は1㎜単位での手術になるそうだ。

◆卒業式に向けて「外しなさい」と簡単に言ってはいけないと思う。マスクは大切な個性なのだ。

今日も深呼吸と合掌とオンニコニコと一筆付箋写経

深呼吸で「心のデトックス」。一度息を全て「大地に」吐き出します。次に胸を広げて鼻から息をたっぷり入れます。最後は「吐く息は細く長く」です。呼吸をコントロールし、呼吸に集中。自分の心にアプローチ。

「自分の根っこ」に感謝。ここに自分があること。お父様、お母様。あなたの隣にいる人とそのご縁。これから出会う新しいご縁。全てに合掌しましょう。

◆いつもニコニコ怒りません。「オンニコニコハラタテマイゾヤソワカ」は、自分もまわりも明るく・仲良く・イキイキと導くおまじない。「オンニコニコハラタテマイゾヤソワカ」といつでも清々しく保つための術「付箋写経」の輪橋山徒然話でした。

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