「話がピーマン」とは昭和52年の流行語だ「頭が空っぽ」とはピーマンにとっては大変失礼な話である。

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輪橋山徒然話 2023/11/30「ピーマンはお嫌いですか」

◆「話がピーマン」とは昭和52年の流行語だ。

◆懐かしい言葉だ。その意味は、話の中身が空洞のピーマン。内容が全然通じないといった意味で使われた。「頭がピーマン」という表現もあった。「頭が空っぽ」で中という意味だが、「頭がピーマン」も「。

◆ピーマンは、ナス科トウガラシ属の野菜だ。

◆ところでピーマンの中身は「種」と「わた」だ。今まで「種」と「わた」は、とり除いてから料理すると思っていた。しかし、これはある意味「過剰除去」といわれるものなのだそうだ。野菜の外側や皮を厚く剥きすぎるなどと同じなのだ。そう、つまりピーマンの「種」と「わた」は食べることができるのだ。

◆試しにピーマンの種やわたを取らずに手で潰してそのまま調理してもらった。それは「なし」のときよりも少し甘く感じられる。考えてみれば、なすも、トマトもイチゴも種を除いたりしない。

◆そもそも、ヨーロッパでは新鮮ならワタ付で種ごと食べるのが一般的だ。さらに調べてみると種には、実に含まれない「ピラジン」という稀有な栄養素も入っているのだ。

◆「ピラジン」は、ピーマンの香りや苦味の原因物質なのだが、これは、血液の改善にもつながる。高血圧予防・心筋梗塞予防・夏の冷え性対策にも効果が期待できるそうだ。

◆それに加えて漢方で重宝されるドクダミの「クエルシトリン」というポリフェノールの一種も含まれている。これも、なかなかのもので、血圧やコレステロール値を安定させるはたらきのほか、抗うつ作用、脂肪蓄積抑制作用なども報告されている。まさに天然のサプリメントだ。

◆ちなみに、子どもにも大人にも(?)好き嫌い代表選手「ピーマン」の食べさせ方はハンバーグなどに細かくきざんで隠してもあまり効果はないそうだ。それよりもしっかり味付け、堂々とピーマンの肉詰めやチンジャオロースの方が好き嫌いの改善のきっかけになるそうだ。だますのではなく栄養素を教え、ダイナミックに食させるのだ。

◆さて、ゴミの処理費用は年間2兆円だという。その40%が食糧ゴミだそうだ。この食糧ゴミは80%が水分なので処理にコストがかかるそうだ。施設の維持費も含まれた2兆円ではあるが、その40%(食糧ゴミ)の80%(水分)。えっ6400億円だ。

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