ハラスメント増殖中の巷に現れた「フキハラ」とは怒りも不機嫌も伝染させるのだ。

森ブログ

「不機嫌の伝染」

◆朝活応援、あなたの朝のこころにアプローチ。おはようございます。今朝も、オンニコニコで大事な1日のスタートをさせましょう。今日選んだテーマは「不機嫌の伝染」。これも、立派なハラスメントという話。

「フキハラ」とは?

東直子さんの「ミニ運動のマナー」というエッセーを読んだ。その中に、「口角を下げているとそれだけで『不機嫌な人』認定されて、いつの間にか人を遠ざけてしまいかねない」という言葉があった。

◆ハラスメント増殖中の巷には、「フキハラ」という新たなハラスメントが登場した。不機嫌な態度を取ることで、相手の気持ちも不機嫌にすることは当然だが、この不機嫌ハラスメントは連鎖し、波及し、時には、職場全体やグループ内が不機嫌してしまうのだという。『不機嫌な人認定』とは、そのハラスメントの加害者に認定されたということになる。

不機嫌なふさいだ顔で「不機嫌な人」認定!!

◆コロナ禍になり、「寂しい」と話されるお年寄りが多くなった。どの方の、お子さまたちが他所で生活されていて、ますます、自由な行き来ができなくなり、孤立感があるのだという。友だちとの行き来も制限され、それが原因で様々な不調や不安があるという。

◆それらが、お顔にも現れてくる。知らず、知らず口角を下がり、不機嫌なふさいだ顔になっているのだ。それが、ますます、人を寄せなくなる悪循環を生む。このままでは本当に「不機嫌な人」認定されてしまう。

「口角を上げる体操」をしてみよう!!

◆冒頭の東直子さんは、「口角を上げる体操」を紹介している。それが「舌回し運動」だ。やり方は、口を閉じたまま舌の表面を歯の表側に当てた後、歯をなぞるようにぐるりと回し、下の歯の表面をなぞって上の歯まで戻ってくるという動きを10回繰り返すのだと。この運動は、加齢とともに下がってくる口角を持ち上げる筋肉を鍛える効果があるそうだ。

◆私は、この年まで生きてきて、初めて舌を回してみた。東さんの文章を読まなかったら、多分死ぬまで舌を回そうなどとは思わなかったろう。やってみると、なるほど、これはいいと思った。それは、タバコやガムやアメやお酒とは違う。依存性のある薬物的な刺激ではない、10回も回すと疲れるが健康的な刺激で、しかもよい気分転換にもなるのだ。

◆心を整えるには、体からアプローチが私のもっとうだ。それが、浅くなった呼吸を深い呼吸にもどしていく「深呼吸」。同じように「ふさいだ心・不機嫌な心」へのアプローチは、下がった口角への「舌回し運動」でのアプローチ。口角を上がれば、ふさいだ心・不機嫌な心は遠のいていくのだ。『不機嫌な人』認定は返上だ。

今こそがチャンス!!

◆そして、東さんの文章は、このように結ばれている。「これをしている間は、鶴の機織りのごとく、決して誰にもその姿を見られてはなりません」と。絶対にそうだと思う。

◆しかし、皆さま。今はコロナ禍。マスクは外せない今こそがチャンスなのだ。お互いマスクの「下」で「舌」回し運動をがんばることができるのだ

◆そして時々「オンニコニコハラタテマイゾヤソワカ

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