2023/11/13「生きづらさ 例えば 人の目を見て話すこと」
◆「オタクを武器にいきていく 吉田尚記 河出書房」には、「オタク」と認知された人だけではなく、なんらかの生きづらさを抱える人に向けたメッセージでいっぱいだ。
◆「オタク」では、きっとないと思っていた私にも不思議と「そうだその通り」と納得することばかりなのだ。たぶん自分はきっとそのグレーゾーンにあるのだろうし、誰もが持つ感覚なのかも知れないと気付かされた。
◆本日も、尾原和啓さんと吉田尚記さんとの対談から「生きづらさ」を克服していくヒントをいただいた。今日のテーマは人の目を見て話すことだ。
◆例えば、次のようなことがあるとする。
◆カフェで入る。もちろん、二人がテーブルを挟んで座るとき「向かい合って相対する」ことが多い。そこにはなんのためらいも疑問もない。だから、カフェに入り、椅子の向きを変えてテーブルがあるのに並んで座ることはしたことはない。
◆しかし、実は私は「相対してすわる」ことはあまり得意ではない。その理由は、一言でいうと、どこを見ていいか悩むのだ。相手がスマホを見始めたり、腕をくんだりしたらお手上げだ。
◆本書では次のように書かれていた。
◆そうあれ、よくないんですよ。
◆それとは日本人の「相対してすわる」ことである。ヨーロッパの人はだいたい、斜めに座ったり、カフェなんかだと街を歩いている人を一緒に見る感じで座るのだという。つまり、二人並んで横向きに座るのだ。その理由は正面から向き合うと、相手と対峙しなければいけなくなるからだという。
◆本書では、「会話って別にそんな真剣勝負じゃなくて 一緒にコップを見てこのコップの滑らかさの流線ってさ、フーリエ関数で書くときっとこういう関数だから綺麗に見えるんだよね」みたいなことを言っていればいいという。そもそも、対立を避け、会話を楽しむものだという知恵という文化が尊重されているのだ。
◆つまり、相対した時に生まれる「人と向き合うと戦いになって傷つけあう」もしくは「相手を傷つけていないかを勝手に不安がる」恐れが、一緒に同じ方向を見てのお喋りしている分にはそれはない。
◆「生きづらさ 例えば 人の目を見て話すこと」の対処法の一つにドライブがある。隣に座った人と同じものを見て、話す。目線が同じ方を向いて「同じ目的地に到達しましょう」という関係が生まれる。それは、「あなたVS私」ではなく「あなたと私VS目的・課題」という関係性だ。
◆大事な人とのテートにどうぞ。
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