泣きそうそう

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でも、ママがいないことで、私よりもっと傷ついていたのは、 たーくんとヨーコだった。

輪橋山 泣きそうそう 2024-9-25. 「たーくん、行くよ♪」 ◆ママがいなくなって、もう十年が経つね。 ◆あの日々が、まるで昨日のことのように、今でも鮮明に思い出される。 ママがいなくなって最初の一年、私はどうして良いか...
いのち

この男性は、3ヶ月後に家族へ「ありがとう。思い残すことはないよ。仲良くね」と告げ、旅立った。

輪橋山徒然話 2024-9-3   「幸せな最期を迎えるための自己決定」 悪性リンパ腫を患う85歳の男性の選択 ◆昨日の泣きそうそうの話である。 ◆患者が自らの治療方針を選ぶ権利「インフォームド・チョイス」は、現代の医療に...
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「絶望」があったからこそ、「幸せ」を見つけられという中村久子。「人」とは、どこまでも強く、気高い。

「手はなくも 足はなくともみ仏の」2024/8/1 手はなくも 足はなくともみ仏の そでにくるまる身は安きかな  中村久子 ◆ケラー女史は私の側に寄り、熱い接吻をされました。そしてそっと両手で私の両肩から下へ撫でて下さる時、...
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悩み事が解決できればすっきりする。誰でもがそれを望む。しかし、それほど単純ではない。

二ーバーの祈り ニーバーの祈り(Serenity Prayer) 大木秀雄 訳 神よ、 変えることのできるものについて、 それを変えるだけの勇気を我に与えたまえ。 変えることのできないものについては、 それを受け入れる...
泣きそうそう

古賀紗理那選手がパリ五輪で引退する。躍進している女子バレーボールのキャプテンである。

橋山徒然話 2024-7-11   受け身の美学と女子バレー ◆古賀紗理那選手がパリ五輪で引退するというニュースが流れていた。躍進している女子バレーボールのキャプテンである。 ◆体格に随分と劣る我が国の選手が、一丸となって外国人...
ことば

「しょげたマル」の語の持つ響きがなんともなつかしい。この言葉の選択が、向田邦子さんの真骨頂である。

輪橋山徒然話 2024-7-1. 「しょげる」 ◆向田邦子さんのエッセイに、「字のない葉書」の話がある。向田さんのお父さんは、戦時中、地方に学童疎開して行く小学校一年生の娘さんに対して、自分の宛名が既に書かれたおびただしい数の葉書を持...
いのち

『あんた誰?』と聞かれたら『はじめましてセツコと申します。今日からよろしくお願いします』と言いなさい

輪橋山徒然話 2024-7-5 「初めまして、セツコと申します」 ◆「住職さんは聞き上手 釈徹宗のだから世間は面白い 晶文社」に「初めまして、セツコと申します」という話がある。 ◆小説家で医師でもある久坂部羊さんとの対談の中で釈...
いのち

約20億回鼓動(約5億回の呼吸) で心臓は止まる。全ての哺乳類がこの同じ「命の時計」を共有している。

輪橋山徒然話 2024-6-15. 命の尺度:ゾウとネズミに学ぶ時間の不思議な共通点 ◆「腑に落ちる」とは、簡単に言えば「納得する」ということである。本川達雄さんの『ゾウの時間 ネズミの時間 サイズの生物学』(中公新書)の第一章を読ん...
いのち

瞬間を切り取ったという写真を共有し、五七五にする今風の俳句とは少し趣きが違う去来と千子の蛍の句

輪橋山徒然話 2024-6-14. 「蛍」 ◆子どもの頃は、蚊帳を吊ってその中で眠った。蚊帳の色は深い翠色。吊った蚊帳の上に、袋に入れた蛍を置く。電気を消して、その小さな光をみながら眠った。 ◆朝になると蛍は、いなくなっていた。...
泣きそうそう

人は二度死ぬという。一度目は肉体が、もう一度は忘れ去られたとき。

輪橋山徒然話 2024/6/11 「未来へ届ける、時を超える手紙」 ◆未来の誰かに手紙を届ける方法などあるのだろうか。 ◆例えば誕生日のカードは期日指定で相手に届けることができる。それは、差し出し日の3日後から起算して10日...
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