誰かに話せる知識

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一度ついたレッテルは剥がれない 例えば、「狂癡愚」は最高の境地を示す漢字なのだ

「狂」「癡」「愚」 ◆取り扱い注意の3文字が今日の主役だ。 白川静先生の「ひいき」3文字とは ◆何か新年にあたりよい言葉はないかと思って探していたら一つのコラムが目に止まった。平成14年1月3日の天声人語だ。「狂」「癡」「愚」を漢...
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「越後屋、お前も姑息なやつじゃのう」これでは、「姑息」の使い方が❌だ

「姑息」と「小癪」 本日は姑息と小癪、似てはいるが全く異なる意味をもつ二つの熟語について考えたい。 「省略する」と「割愛する」は誤用漢字の代表 ◆以前「省略する」と「割愛する」の違いについて書いた。 ◆「省略する」は「簡単にする...
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昔の中学はそこはかとなく学問の薫りがした。国語教師の鉄板ネタは「恋のお話」

教科が好きになる役に立つ?脱線話 ◆今もそうだと思うが、先生がもっと尊敬されていた時代の話である。テレビでは中村雅俊さんの学園ドラマが流行っていた。先生はヒーローだった。そして、中学は学問の薫りがした。 うえの上には何がある ...
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「割愛する」は,省略とは違い、断腸の思いで、捨てたり、無くしてしまうことを言う

「割愛する」は,「省略」とは違う意味で誤用注意!! 「省略する」と「割愛する」 ◆「省略する」は、「簡単にするために一部を取り除くこと」だ。不要な部分を省く行為のみを指す。つまり、「あってもなくても、どちらでもいいもの」に対しては「省く...
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「コメ生産 最小673万トン」では、国民一人当たり1日に米一合にも満たない

自給自足と生産調整 お米の花 ◆ご覧になったことはあるたろうか。お米の花を。 ◆私は、教員時代に、山あいの棚田の稲の花をみたことがある。子どもたちと地区の長老に連れて行って頂いた。海側に開いた棚田だった。 ◆その方は「いつも同じ日の...
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一年間の総カロリー量に当てはめると、ひと一人で豚4.5頭も食べることになる 

いのちを学ぶ 昔、算数で計画した内容.   ◆以前教員をしていた。小学6年生を担任していた昔々「いろいろな数値から見えてきたこと」という新しい単元計画したことを思い出した。数値を根拠にしていろいろなものを表現していくのである。目標は、計...
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「人生」を無駄にしないとは、「劫」の対極にある「今」。「この一瞬」が全てだということ

「いつやるの?」。「今でしょ 今日の術「いつやるの?」。「今でしょ」だ。林修先生のこの言葉は、道元禅師にもニーチェも網羅した奥の深い言葉だ。 「開経偈」より「百千万劫」 無上甚深微妙法 [むじょうじんじん みみょうほう] 百千万劫難...
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それらの問いには黙り、何も答えない。「無記」である。「毒矢のたとえ」より

今日はお釈迦さまの貫かれた「無記という術」である。 世の中には断言できないことがある ◆「死んだらどうなるのだろう」「この世の中はいつまで続くのだろうか」「霊魂は存在するのか」。実際に経験したことならば、それが「ある」「ない」とも断言で...
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「ほ、ま、へ、え」の「合槌」は「プラスの共感が伝染させ」対話を成立させる

今日の術(すべ)はと「合槌(あいづち)」 「合槌」は対話を成立させる強力なアイテム  ◆「あなたの言葉や考えをしっかりと受け止めていますよ」という言葉を、姿勢や言葉で伝える行為を「あいづちを打つ」という。相手を引き出す対話のプロ「インタ...
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